OHG研究所

尿中 8-OH-dG の受託分析を行っています。
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活性酸素関連疾患の予防
 
  高齢化に伴い病気の予防手段の研究は重要な課題である。癌、糖尿病、心臓病、脳卒中などの生活習慣病の発症に活性酸素の関与が示唆されている。呼吸の副産物として生成する活性酸素の大半は生体の防御機構により消去されるが、一部はそのまま漏れだし、生体成分である脂質、タンパク質、DNAに損傷を与える。8-ヒドロキシデオキシグアノシン(8-OH-dG)はDNA構成成分であるデオキシグアノシン(dG)が酸化されて生じる物質であり、尿中に排泄される8-OH-dGは個人個人の細胞内酸化ストレスの大きさを評価するマーカーになるであろう。われわれは最近精度の良い尿中8-OH-dG自動分析装置を開発した。
  江戸時代から言い伝えられている健康法に、少肉多菜、少塩多酢、少糖多果、少食多齟、少衣多浴、少車多歩、少煩多眠、少怒多笑、少言多行、少欲多施というのがある。これらのかなりの項目が最近の我々の研究から活性酸素に関連することがわかった。従ってこれらのライフスタイルはがん予防法にもなるであろう。酸化ストレスが高い場合、確実にまた短期に活性酸素を減らすことはできないであろうか。このためには細胞レベルで作用する新しい抗酸化食品やサプリメントの開発が望まれる。現在市販されているものには機能が明確でない場合もあると聞く。効果を明らかにするために、動物実験やヒトにおける介入試験が必要不可欠であり、酸化的損傷の評価法として8-OH-dG等のバイオマーカーが広く使われることを期待する。また新しく市場に出回っているサプリメントを5年、10年と長期使用した場合の慢性毒性に関しては不明な点が多い。新製品の認可に当っては動物実験による効力や安全性データの表示等、より厳しいものにしてゆく必要があると思われる。その点で経験に基づき昔から言い伝えられてきた健康法は現代にも通用する最良の健康法と言えるかも知れない。